メニュー
巻き爪が気になるときに、見直してみたい「靴の履き方」のこと
「歩くたびに爪があたって痛い」
「巻き爪が再発しないようにしたい」
そんな不安や気がかりを抱えながら、
日々歩いておられる方は少なくありません。
巻き爪は“爪そのものだけの問題”のように思われがちですが、
実は 靴の履き方 と 足指が地面に触れているかどうか が、深く関係しています。
靴の中で足が前にすべると、指が浮きやすくなる
靴を履いたとき、かかとが靴の後ろにきちんと収まっていないと、
歩くたびに足が前へすべります。
足がすべるのを止めたくて、
無意識のうちに足の指に力が入ります。
そのため、自然な状態で指が使えなくなり
指が地面から浮いた状態になりやすくなります。
指が地面から離れていると、
本来、爪にかかるはずの「広げるための力」が不足してしまい、
巻き爪が進みやすい状態になります。

かかとを“合わせて”履く
靴を履くとき、
ただ足を入れるのではなく、
1. かかとをトントンと合わせる
2. 靴ひもを締める
この2つを丁寧に行うだけで、
足指が地面に触れやすくなります。

力を入れる必要はありません。
特別な運動でもありません。
ただ、「靴の中で足が前に移動しないようにする」
そんな小さな習慣です。
小さな積み重ねが、足もとの使い方を変えていく
足もとの使い方は、
日々の小さな積み重ねで安定します。
足指が地面に触れる感覚が育つと、
体重の流れや重心の位置が自然と整いやすくなります。
続けるうちに、身体がその状態を思い出しやすくなります。
一度“楽に立てる感覚”を体験すると、
以前の履き方や足の使い方に違和感を覚えることがあります。
それは、身体が本来のバランスに戻ろうとしているサインです。
さいごに
もし今、
「また痛くなるのかな…」
という不安が心のどこかにあるとしたら、
靴の履き方をほんの少し見直すことが、
その不安をやわらげる一歩になります。
できる日だけで大丈夫です。
足は、かならず応えてくれます。
あなたが、行きたい場所へ、行きたい時に、
安心して歩いていけますように。
