巻き爪の原因と予防法

こんにちは。

快適歩行アドバイザーの中谷です。

ブログをご覧下さりありがとうございます。

メディカルフットケア アンは、歩くことにストレスを感じている方の足も気持ちも軽くして

どこまでも活き活き歩いてゆける身体づくりをお手伝いいたします。

 

巻き爪とは

爪の端が内側に巻き込んだ状態を「巻き爪」といいます

多くは、足の親指に起こります。爪の周囲の皮膚にくい込んで炎症を起こすこともしばしばあります。

巻き爪の原因

巻き爪は

・間違った爪切の習慣

・足に合わない履物の着用(大きさを間違えている、履き方の間違いなど)

足の指を正しく使えていない歩き方

などが原因で起こります。

 

・間違った爪切の習慣

「間違った爪切の習慣」で多いのは、深爪」です。

 

 

深爪をしていると、足の指に地面からの力が加わった際に、つま先の先端の皮膚が地面からの力に負けて盛り上がってきます。

 

 

その結果、爪はまっすぐに伸びることができず、厚みが増したり、皮膚にくい込みます。

陥入爪や肥厚爪などの爪の変形も起こりやすくなります。

 

 

・足に合わない履物の着用

「足に合わない履物の着用」とは、サイズなど大きさを間違えている場合や

大きさは合っていても履き方を間違えている場合があります。

足に合った靴でも履き方を間違えていると、合っていない靴と同じことになります。

 

・足の指を正しく使えていない歩き方

「足の指を正しく使えていない歩き方」とは

足の指の腹で地面を押さずに歩くクセがある方地面を押す力が偏る方など

足の指に適切に体重をかけられない歩き方です。

 

 

外反母趾などの足の変形があると、体重のかかり具合にアンバランスが生じます。

そのため、地面からの力にもアンバランスが生じ、爪も変形しやすくなります。

 

出所:http://www.m-ryu.co.jp/trouble/valgus_hallux.htmlより改変引用

 

巻き爪の予防法

巻き爪は、正しいセルフケアをすることで、予防ができます。

巻き爪補正を受け改善したあとも、再発予防のためにはセルフケアは続けましょう。

 

まずは、深爪をしないことが大切です。爪の長さは指先と同じくらいの長さが適切です。

爪の先は、まっすぐになるように少しずつ切り、角を少し落とすようにします。

 

出所:https://www.stellacafe7.com/entry/tentou-yobou

 

 

足の長さと幅を測り適切な大きさの靴を正しく履くことが大切です。

 

出所:https://style.nikkei.com/article/DGXKZO21638560Y7A920C1W11601/

 

靴のかかと部分に足のかかとをフィットさせて歩行中もズレないように

捨て寸(つま先に設けられたスペース)を確保しましょう。

歩行中、足は伸び縮みします。

そのため、捨て寸を確保することが大切です。

 

出所:http://www.switch-fw.com/contents/size/cat28/

 

 

歩き方のクセを直すことも大切です。

1.つま先を正面にまっすぐ出す。

2.そっと着地する。

3.重心を指先に移動する。

4.指先で地面から離れる。

 

 

指先で地面から離れる際は、指先はまっすぐリラックスした状態でかかとをあげることがポイントです。

(足の変形がある、足に合わない靴を履いている、靴の履き方を間違えているなど場合は、理想的な歩き方はできません。まずはこれらを見直すことが大切です。)

 

体重をかけると痛い場合や深爪した爪を適切に伸ばす期間は、自分でテーピングをしましょう。

テープの端側を爪の外側の皮膚に固定し、もう一方を反対側の斜めに引っ張りながららせん状に回して固定します。

巻いている爪と皮膚の間にすき間を作ることで、爪の食い込みを防ぎ痛みを緩和します。

また、爪がスムーズに真っすぐ伸びやすくなります。

 

出所:http://s089.wats.gr.jp/navi/case/013/1.html

 

巻き爪は、巻き爪のある部分に痛みが起こるだけでなく、痛みをかばう歩き方になることで膝や腰の痛みや転倒につながる可能性もあります。

早めにケアしておくことが大切です。