ブレーキをかけながら歩いていました
「私、歩くのが遅いのよ・・・」
訪問看護に向かう車中で、同僚看護師さんから相談がありました。
訪問先に到着、車を降りてからは、こっそり歩き姿を観察してみることに。
すると、その看護師さんは、すごく「内また」で歩いていました。
「内また歩き」は、ブレーキをかけながらアクセルを踏んでいるような状態になります。
スキーでも足をハの字にして止まりますよね。
前進するときの姿勢は、「外また」が自然で効率的です。
「外また」と「内また」、簡単実験で体感しましょう!
※自己責任の下、転倒に注意して行って下さい。
①外また姿勢でのつま先立ち
②内また姿勢でのつま先立ち
それぞれ、身体は前方、後方どちらにブレましたか?
外または、前方へ
内または、後方へ
ブレやすかったと思います。
こんな、実験方法もあります。
二人ペアになり、足もとは、それぞれ外また、内またの姿勢になり、握手して引っ張り合いをする。
外またの姿勢をとった方は、前方へ身体が傾きやすくなります。
現在、多くの方(特に女性)が内また姿勢、内また歩きになっていることに気づきます。
内または、前進するときには、不自然で非効率的です。
不自然で非効率的な歩き方では、さまざまな足のトラブル、ひいては身体全体のトラブルを起こしやすくなると考えます。
トップモデルや短距離走のトップアスリートの方に内またの人は見当たりません。
内または、不自然で美しく見えず、非効率的で記録が伸びずケガにもつながりやすいからでしょう。
内またに気づいたら、早めに改善しましょう。
いつまでも元気に歩いて楽しく過ごすために。