削ってもくり返すひび割れかかとの原因は?
先日、ひび割れかかとにお悩みのお客様がお越し下さいました。
かかとは、年中ガサガサ、ひどい時はひび割れて歩くのも痛いとのこと。
足の痛みは、歩行の歪みの原因になり全身に影響します。
お客様も膝や腰にも不調を感じていました。
ひび割れかかとの改善と予防には、「保湿」と「靴を正しく履くこと」が大切です。
保湿
足の裏には、皮脂腺がないため、もともと乾燥しやすい部分です。
足がベタベタ蒸れるのは、汗が原因です。
毎日、お風呂上りに保湿して下さい。
私のおすすめは、ラードです。
豚の脂の成分は、人の皮脂に近いので驚くほどスーッと馴染みます。
「さすが、同じ動物!」という感じです。
植物由来、石油由来の保湿クリームに比べると使用感が全く違います。
靴を正しく履くこと
まずは、サイズが合っていることが大切です。
しかし、サイズが合っていても履き方を間違えていると、いつまでたっても足はよくなりません。
正しい靴の履き方とは、かかとと靴のかかと部分をフィットさせることです。
かかとがフィットしていないと、一歩ごとに、かかとを靴にぶつけながら歩くことになります。
かかとの角質は、その部分を守るために分厚くなってきます。
分厚くなった余分な角質は、カチカチです。
毎度毎度、靴にぶつかる刺激ですぐにひび割れます。
人間は、親指の付け根、小指の付け根、かかとの3点に体重を分散することで、安定した美しい姿勢が保持できます。
出所:https://blog.inner-fact.co.jp/5finger-socks
出所:http://k-rokkakudo.com/より改変引用
ひび割れかかとは、かかとに体重が集中し、かかとへの負担が増す「かかと体重」も大きな原因になります。
かかとへの負担が増すので、その部分を守るために角質が分厚くなってくるのです。
「かかと体重」ということは、足の指を使えていない証拠です。
足の指が使えていないから、かかとに体重がかかるのです。
靴を正しく履くことで足の指が使いやすくなります。
足の指が使いやすくなることで全身の循環がよくなります。
循環が良くなることで新陳代謝がよくなり、肌のターンオーバーが正常化され、余分な角質がたまりにくくもなります。