足に合う靴が見つからない理由
「足に合う靴がありません。」という方が、大勢おられます。
「同じサイズの靴でも、A社のものはきつく感じるのに、B社のものは大きすぎる」という経験はありませんか?
国内生産の靴の大きさは、JIS規格にのっとって決められています。
そうであれば、全ての24㎝、EEの靴は同じ大きさでなければいけないはずです。
しかし、実際はそうではありません。
出所:http://fha.gr.jp/ashi/size#
その理由は、靴には「捨て寸」があるからです。
「捨て寸」とは、靴を履いたときの爪先と靴との空間をさします。
出所:http://www.switch-fw.com/contents/size/cat28/
歩行時、足部は伸び縮みします。
着地し体重がかかったときは、サイズ(足長)が長くなり、空中に浮いたときは短くなります。
捨て寸は、その伸縮に対応するために必要な空間です。
靴の大きさは、JIS規格で統一されていても、捨て寸をどれだけ持たせるかについては、作り手の考え方によるのです。
つまり、捨て寸を10mmにするか15mmにするかで靴の内寸は、異なります。
一人ひとり、足のサイズや形状は異なります。
そして、同じサイズであっても、同じように作られていない靴。
メモリのずれた定規どうしは、いつまでたっても合わすことができません。
これを合わすためには、どうすればよいのでしょう?
そのために1番重要なのは、自分の足のサイズを知ることです。
それは、ひとつの正確な定規になります。
現状、足のサイズを問うと、靴のサイズを答える方がほとんどです。
足のサイズは、靴のサイズではありません。
足に合う靴に出会うためには、まずは、自分の足のサイズを把握することです。
「足の計測と靴の選び方アドバイス」では、足の計測をおこない、適正なサイズやデザインをアドバイスさせて頂きます。