水虫(足水虫・爪水虫)の予防法とケア
こんにちは。
ブログをご覧下さりありがとうございます。
メディカルフットケア アンは、歩くことにストレスを感じている方の足も気持ちも軽くして
どこまでも活き活き歩いてゆける身体づくりをお手伝いいたします。
梅雨は「水虫」の季節。
抵抗力が低下している高齢者は、特に水虫にかかりやすくなります。
お客様のなかには、爪が変色していても気付いていなかったり、気付いていても放置している方がいます。
水虫は、重症化すると歩行に支障をきたすこともあるので、しっかり対応することが大切です。
❖ 足白癬と爪白癬
水虫は白癬菌(はくせんきん)というカビの一種が引き起こす感染症です。
白癬菌が、足に感染すると足白癬(足水虫)です。
白癬菌は、足から感染することが多く手や体にもうつります。
頭皮に感染した場合はシラクモ、その他の部位はタムシと言われます。
足以外の白癬の多くは、足水虫から広がっていくことが多いです。
爪水虫は爪白癬(つめはくせん)と言います。
爪水虫は、白癬菌やカンジダ(カンジダもカビの一種)が爪に感染することで起こります。
白癬菌の場合は、爪の先端から変色して厚くもろくなることが多く、カンジダの場合は爪の付け根から症状がはじまることが多いという特徴があります。
爪水虫は非常によくある病気です。
足水虫を放置されて爪水虫になっている場合が多いです。
爪水虫は、痛みもかゆみもないので気付いていない場合があります。
そのため、ケアや治療されずに、放置されていることが非常に多いです。
爪水虫が重症化すると爪が変形したり、分厚くなったり、もろくボロボロと崩れやすくなります。
はじめは自覚症状はありませんが、爪が分厚くなると皮膚にくい込んだり、爪が靴に当たり痛みが生じる場合もあります。
爪がはがれてしまうと足の指の機能が低下し、踏ん張れなくなったり、バランスがとれず歩きにくくなることもあります。
自覚症状が少ない水虫は軽視され放置されがちですが、水虫が原因で歩きにくくなり、生活が狭小化する可能性があります。
❖ 水虫の治療
足水虫には、抗真菌薬の外用薬があります。
医師の指示(薬をつける量や範囲や期間)にきちんと従って、清潔な足(入浴や足浴の後)に薬を塗ることが大切です。
爪水虫には外用薬と内服薬があります。
内服薬の場合は、血液検査が必要になります。
内服中もときどき検査が必要で異常値がでると中止しなければいけません。
爪水虫の治療期間は1年程度はかかるとみておきましょう。
一度感染すると完治するまで大変ですので、日ごろから予防を心掛けましょう。
また、一旦はよくなっても再度感染することもよくあります。
治療と予防はセットで行い再発を予防しましょう。
❖ 水虫の予防法
白癬菌は、多くの人が素足で歩くような場所には必ずいると思いましょう。
特に湿気の多いお風呂場やプールなどは、注意が必要です。
また、生活習慣や体質として、蒸れやすい靴を履く方、糖尿病の方、汗をかきやすい方などは、白癬菌が感染しやすく繁殖しやすい状況になります。
水虫の予防法は、足を清潔に保つことが大切です。
①毎日足を洗う
健康な皮膚であれば、足の皮膚表面に白癬菌が付着しても感染が成立するまでに24時間かかるといわれています。
このことから、白癬菌が皮膚表面に付着しても24時間以内に足をきれいに洗えば、感染を予防することができます。
足の洗い方は、石鹸を泡立てて足指の間や爪と皮膚の溝をやさしく丁寧に洗います。
②足の水分を拭き取る
足を洗った後は、水分を拭き取ります。
足指の間もしっかり押さえ拭きして下さい。
③バスマットやスリッパは清潔に
バスマットは、毎日交換します。
家族内に水虫の方がいたら、共用は避けます。
④足に傷を作らない
足の皮膚に傷口などがある場合は、12時間で白癬菌に感染するというデータがあります。
かかとのヒビ割れや巻き爪などで傷を作らないようにします。
乾燥した皮膚は、傷ができやすくなります。
②で足の水分を拭き取った後、皮膚が柔らかいうちに乾燥が気になる部分に保湿クリームを塗布します。
⑤適切に爪を整える
足の爪が伸びていると、皮膚と爪の間に白癬菌のエサになる垢がたまりやすくなります。
キレイに見える足爪にも、想像以上に垢がたまっています。
深爪も足のトラブルの原因になりますから、足の爪は適切に整えることが大切です。
出所:https://makidume-tiryou.com
高齢になると自分で爪を切ることが難しくなるので、家族や介護者が定期的に足の状態を観察することが大切です。
水虫は軽視されがちですが、そこから他の菌が侵入しやすくなります。
糖尿病などの持病があると、些細な足の傷がきっかけで切断にいたる場合が多々あります。
いつまでも元気に歩ける足を守るために、ぜひ今日から水虫予防を始めてくださいね。
水虫の予防にフットケアは大切です。
フットケアで爪や角質を適切に整えることで、外用薬が浸透しやすくなりますのでお気軽にご相談ください。
・予約の間隔を30分以上あけてお客様をご案内いたします。
・窓を開ける、空気清浄機にて換気と空気清浄に努めます。
・ドアノブなど手の触れるところ、床、ケアに用いる物品等の洗浄、清拭、消毒に努めます。
・施術者は健康管理に努めます。