足もみで転倒予防
新型コロナウィルスの感染拡大予防のため外出の機会が減っています。
訪問看護のご利用者様を訪問させて頂くと、足もとが不安定になっている方もおられます。
「デイサービスがお休みになり、ベッドで横になってばかりです。」とおっしゃっていました。
歩かず足裏からの刺激がなければ、足裏はすぐに硬くなってしまいます。
足裏が硬くなるとバランスをとることが難しくなります。
このままでは日常生活に戻ったとき、転倒してしまう方が激増してしまいます。
そこでおすすめしたいのが「足もみ」です。
足もみで柔らかい足裏を保ちましょう。
足のもみ方
足には、全身の部位を投影している反射区があります。
この反射区を押したり揉んだりして刺激すると、対応する部位を活性化したり、血流をよくしたりできます。
毎日しっかり足を見ながら揉んでいると、だんだんと悪い部分が分かってきます。
気になる部分を重点的に揉みたい気持ちになりますが、まずは、足全体をまんべんなく揉みましょう。
その後に気になる部分を再度もみましょう。
気になる部分だけ柔らかくなっても、他の部分が硬く血流が悪ければ効果を感じにくくなります。
足裏でスパーボールやゴルフボールをコロコロするのもおすすめです。
お風呂上りに保湿クリームをつけて揉むと更にGoodです。
足を揉むことで「バランス感覚の向上」「脳の活性化」「血行促進」など、メリットがたくさんあります。
歩かないことによる足と身体の機能低下は、ご高齢者だけでなく、目立ちにくいですが子どもを含めて若い世代にも起こります。
家族全員で足もみを行いましょう!
新型コロナウィルスの感染拡大予防のため、思うように外出できない日々が続きますが、フットケアを生活に取り入れて、コロナが落ち着いた時には、また元気に歩くことができればと願っています。