高齢者の転倒予防・介護予防フットケア

 

施設やご自宅に訪問して高齢者の足のケアも行っています。

高齢者の足は、足の指が丸く固まっていたり、外反母趾などの変形があったり

足の爪は、著しく肥厚、変形していることが多く、巻き爪などもよくあります。

 

 

介護予防サービスを利用している高齢者の60%、入院中高齢者の80%以上に足や足爪に変形があるという研究報告があります。

また、足や足の爪にトラブルがある場合、下肢筋力が20~30%、姿勢制御能力は60%程度低下するという研究報告があります。

そのような高齢者に継続的にフットケアを行ったところ、転倒予防に有効な下肢筋力の維持・向上や、姿勢制御機能の向上がみられたとの研究報告もあります。

しかし、高齢者が生活するご自宅や施設では、変形した足や足の爪をどう対処してよいのか分からず放置されていることが多いです。

 

肥厚した爪が当たり靴を履くのが難しい。

つま先が布団に引っかかり、爪が剥がれることもしばしば。

このような状態で、リハビリをしている高齢者。

若い人でも巻き爪などがあると、痛くて歩きたくなくなります。

もしかすると、リハビリに消極的になっているのは、足や足の爪の問題が原因なのかもしれません。

もしくは、がまんしてでもリハビリをやりきる高齢者もいます。

このような足の状態でのリハビリは、効率が悪く足のトラブも悪化します。

 

高齢者の足や足の爪が変形しているのはあたりまえ。

高齢者の足はキレイにならない。

それは間違いです。

適切なフットケアで足は健康的に美しくなります。

そして、歩きやすくなります。

 

足の爪は、小さなパーツで軽視されがちですが、歩くためには欠かせない大切な役割を持っています。

いつまでも元気に歩くためにつま先まで気にかけることが大切です。