糖尿病ではないのにフットケア?どうしてかな?
先日、新規のお客様の訪問看護指示書の依頼に行ってきました。
主治医から訪問看護指示書を交付して頂けると介護保険や医療保険を利用して訪問看護ステーションからの訪問フットケアをご利用いただけます。
お客様の主治医から、「糖尿病ではないのにフットケア?どうしてかな?」と・・・
医療者であれば、フットケアと聞くと糖尿病につながります。
糖尿病の合併症といえば、透析・切断・失明だからです。
糖尿病があると、足にできた些細な傷(靴ズレや爪切りの際、傷つけたなど)が治らず、足の切断にいたります。
そのため、糖尿病とフットケアは、切り離すことができません。
しかし、フットケアは、介護予防や健康寿命の延伸にも役立ちます。
今回のお客様の場合、両足裏の小指の付け根部分にタコと魚の目があり、歩くと痛みます。
また、左の親指に巻き爪があり痛みます。
それらの足の痛みをかばいながら歩くので、とても不安定な歩き方になります。
そして、痛みのため踏ん張れないのも転倒のリスクを高めます。
適切なフットケアを行うことは、タコや魚の目、巻き爪の痛みの軽減に効果的です。
足の痛みが無くなることで、歩行が安定します。
主治医に「快適な歩行を維持するためのフットケア」であることを説明しました。
スムーズにご理解くださり、訪問看護指示書を交付して頂けました。
よかった^^