足から全身をみる
仕事を尋ねられて「フットケアをしています。」とお返事すると
「リフレクソロジー?」
「足のマッサージ?」
「ペディキュア?」
など、問い返されることが多く、フットケアというとリラクゼーションや表面上のお手入れを思い浮かべる方が多いようです。
しかし、足は、ただ表面を見るだけではもったいない部位なんです。
それは、足は、心臓から最も離れたところに位置するため、全身の血管の状態が現れやすい場所だからです!
出所:「人体~神秘の巨大ネットワーク」
見て、触って、感じて、体の内部で起こっていることを予測します。
「足から全身をみて、少しでも長く歩ける足を維持する」ことを常に考えながらフットケアしています。
足の爪や角質トラブルのケアは、単に見た目をきれいにすることではありません。
健康な人は、水虫や巻き爪、足にできた小さな傷などで、足を失うことはありませんが
糖尿病や動脈硬化がすすんでるような場合、ほんの些細な足の傷で足を失いかねないのです。
糖尿病は、下肢切断の極めて重要な危険因子で、
国内では、年間1万例以上の大切断(足関節より中枢側での切断)が糖尿病患者に行われれいるといわれています。
糖尿病有病者と糖尿病予備軍は、いずれも約1,000万人と推計されています(H28年国民健康・栄養調査)
5人に1人と考えると怖くなってきます。
だからこそ「足から全身をみるフットケア」が重要なのです。
まずは、ご自身でも「足を見る、触れる、感じる」フットチェックを毎日の習慣に^^
傷はないか?
皮膚や爪の色は?
冷たくないか?
→糖尿病や動脈硬化などが進むと、小さな傷でも治りにくくなります!
皮膚や爪の色の変化や足の冷えは、血管の変調により十分な栄養や酸素が届けられていないのかもしれません。
糖尿病が進行すると、神経が障害されます。
それは、画びょうを踏んでも気づけないほど・・・
そんな場合でも、フットチェックが習慣化できていると早めに気づけます!
いつまでも元気に歩いて過ごしたい!
毎日のフットチェックで叶えましょう!!