素足で過ごすときのアドバイス
昨日、「靴下の重ね履き」をするときのアドバイスを書きました。
すると、「靴下を履かない」という方からコメントを数件頂きました。
そこで、今日は、「素足で過ごす」ときのアドバイスを。
「素足で過ごす」ときのアドバイスは、「傷を作らないようにすること」です。
それは、「5人に1人は糖尿病予備軍」だからです。
出所:http://www.dm-net.co.jp/calendar/2017/027369.php
糖尿病というと「血糖値が高くなる病気」と理解されている方は多いと思います。
お客様にも「検診でちょっと血糖値が高かった。」という方は、大勢おられます。
しかし、それほど深刻に考えていない方が多いのが、困ったところ。
少しばかり血糖値が高いくらいでは、自覚症状が感じられないところが、糖尿病を甘く考える原因になっていると思います。
糖尿病が怖いのは、「合併症」です。
「透析」「切断」「失明」
これを聞くと、ドキッとしますよね。
ちなみに
糖尿病網膜症による失明者は、年間3,000人以上(新規失明者の約18%)
糖尿病腎症による新規透析導入者は年間16,000人以上(新規透析導入者の約44%)
糖尿病足病変による下肢切断者が年間3,000人以上(全切断患者の40~45%)
であると報告されています。
これは、「現行の糖尿病治療では、合併症を予防できていない。」ということです。
糖尿病が怖いのは、生活の質をグンっと低下させる合併症です。
看護師の視点では、糖尿病治療で一番大事なのは、「合併症予防」です。
話しを戻しますが、素足にサンダルで外出など、足が汚れやすく傷をつくりやすい生活習慣が身についていると、いざという時にその習慣を修正するのが大変です。
「5人に1人が糖尿病予備軍」といわれる現状、足を大切に扱う習慣をつけておくことが、重要です。
ケガをしにくい屋内での素足生活は、足の指をしっかりつかえて良いと思いますよ^^