足に合う靴の探し方
「靴屋さんで試着したときは、合っていると感じた靴も、購入して日常生活で履いて歩くと痛い。」という経験をされている方は、多いですよね。
シューズボックスの中に履けない靴が何足も眠っていませんか?
足に合う靴の探し方をまとめました。
こちらのプロセスで靴を探すと調整できないほど外れた靴を選ぶことは避けられます。
参考にして頂けるとうれしいです。
靴を選ぶときのチェックポイント
1.サイズとワイズを測る。
2.かかとと土踏まずのフィット感を確認する。
3.捨て寸を確認する。
1.サイズとワイズを測りましょう。
足に合う靴を探すときの第一歩は、自分の足の大きさを知ることです。
足と靴の専門家は、何十カ所も計測します。
一般の方が専門家と同じように計測するのは無理ですが、足のサイズとワイズだけは、計測して把握しておきましょう。
出所:https://shoeschoolitaly.com/measure/
出所:http://fha.gr.jp/ashi/size#
測ったサイズとワイズを目安に、大体合いそうな靴を試着します。
靴のサイズ表記は同じでも、実際の大きさはメーカーによってバラバラです。
そのため、靴のサイズ表記は、信頼できません。
自分の足のサイズとワイズを物差しにすること、自分の足の感覚を信じることが大切です。
足の柔らかい方や開帳足の方は、測った数値より細いワイズの靴が合いやすい傾向にあります。
2.かかとから土踏まずのフィット感を確認する。
靴を選ぶ上で一番重要な部分です。
かかとから土踏まずはぴったりフィットしていますか?
トップラインがくるぶしに当たって痛くありませんか?
足とトップラインの間にすき間はありませんか?
足の甲にすき間はありませんか?
指が全く入らないか、指の先が少し引っかかるくらいの靴がよいです。
指が1本入ってしまう靴は、大きすぎます。
3.捨て寸を確認する。
つま先に捨て寸があるか確認します。
靴のデザインによりますが、10~15mm確保しましょう。
足の指は、リラックスできていますか?
足の指、1本1本は圧迫されたり、重なったり、曲がったりしていませんか?
つま先に痛みはありませんか?
試着中のチェックポイント
試着中は、足と靴のフィット感や履き心地を時間をかけて確認しましょう。
1.足のかかとと靴のかかと部分をぴったりフィットさせて履きましょう。
靴に足を入れる際は、靴ベラを使用します。
靴ベラを使わなくてもスッっと入る靴は、大きすぎるといっても過言ではありません。
靴は、かかとと靴のかかと部分をぴったりフィットさせて履きます。
その状態で確認していきます。
2.トップラインにすき間がないことを確認しましょう。
3.つま先立ちをしてかかとが抜けないか確認しましょう。
かかとが抜ける靴は、足に合っていません。
4.つま先立ちをしてもかかとが抜けない場合は、10分は、靴を履いたまま過ごし店内を歩きましょう。
靴は、履いて歩くためのものです。
歩いた状態も確認します。
足に合う靴を履いて歩くと循環がよくなり、むくみがとれて本当のあなたの足の大きさになっていきます。
5.再度つま先立ちをします。
ここでかかとが抜ける靴は、足に合っていません。
それは、歩いているうちにかかとがパカパカ抜けたり、痛くなる靴です。
むくみがとれた本当のあなたの足には合いません。
6.ワイズを下げて上記のプロセスを繰り返します。
プロセスを繰り返して、歩いてもかかとが抜けない靴が足に合う靴です。
どんどんむくみがとれて2ワイズ以上下がる場合も多々あります。
試着中は、靴のトップラインが不自然に開かないか?
変なシワが寄っていないかも確認しましょう。
足が曲がる位置と靴が曲がる位置が合っていない場合にトップラインが不自然に開きます。
これは、専門用語で「靴が笑う」と言います。
笑われない靴を選びましょう。
足に合った靴を履いて歩くとむくみがとれて足が引き締まってきます。
足に合う靴を履いて歩くほど足は変化します。
そのため、靴は足の変化を確認しながら1足ずつ購入しましょう。
足に合う靴に出会うと嬉しくなって、一気に2~3足買ってしまうということは、おすすめしません。
「靴の試着に時間をかけることに気を遣う・・・」という方もいるでしょう。
靴の試着に時間をかけることを嫌がる靴屋さんで、私は靴を買いたくありません。
その靴屋さんでは、足に合う靴は見つけられないと思うからです。
「足の計測と靴の選び方アドバイス」では、靴の選び方をみっちりと解説します。
試着用のパンプス(サイズ【足長】22.5~24.5㎝、ワイズ【足囲】AA~C)もあります。
足に合う靴の感覚を体得して頂くことに注力しています。
靴屋さんに行かれる前に足に合う靴の選び方をじっくり体得されませんか?