【足に良い靴】軽い靴と重い靴 どちらがよい?
こんにちは。
メディカルフットケア アンの中谷です。
いつもブログをご覧下さりありがとうございます。
季節がすすみ、秋から冬に履く靴の準備をされる方も多いのではないでしょうか?
昨日のお客様もデパートに靴をみに行かれたそうです。
そのときのことを話して下さいました。
「軽い」を売りにした靴があり、試着されたそうです。
しかし、店内を歩くとつまずきそうな感覚があり購入はされなかったとのことです。
素晴らしいです!
靴は、履いて歩くための道具です。
靴の試着では、店内をしっかり歩くことが大切です。
靴屋さんで靴を選ぶさいに、靴を手に取って重さを確認していませんか?
手に取って軽い靴は、実際に履いて軽い靴とは限りません。
足が軽く前に出る靴を選ぶためには、試着して歩くことが大切です。
(10分は、履いたまま過ごしたいです。可能ならそれ以上。それを嫌がらない靴屋さんで私は靴を買いたいです!)
お客様の靴を手に取って確認すると、すごーく軽い靴を履かれている方が多いです。
そして、お客様は、「軽い方が楽だ!と思って選びました。」と話されます。
「靴は軽い方が楽。」・・・これは本当でしょうか?
実は、軽い靴の場合、足を守るためのパーツが省かれていることがあります。
足を守るパーツとは、かかとをまっすぐ支えるカウンターや土踏まずを支えるシャンクです。
これらが省かれ、軽量化(コスト削減?)された靴は、足によい靴とは言えません。
「靴は手に取って重く、履いて軽い」というのも靴選びのポイントです。
履いて軽く感じる靴は、カウンターやシャンクなど靴の造りが良い証拠とも言えます。
(構造のよい靴も間違った履き方では重たいままです。靴の履き方も重要です。)
(関節や筋力の問題で、手に取って軽い靴が適している場合もあります。)
そして、歩行は「振り子運動」です。
適度に重い靴は、振り子の重りとなって足が振り出しやすくなります。
正しく靴を選び、正しく靴を履くことだけで足がとても軽くなります。
「足の計測と靴の選び方アドバイス」では、いつまでも元気に歩くための足と靴と身体のしくみをお伝えしています。