靴屋さんにはたくさんの靴があるのに、どうして足に合う靴を見つけられないの?

 

靴屋さんにはたくさんの靴があるのに、どうして足に合う靴を見つけられないの?

「足に合う靴を持っています!」といえる方は、少ないと思います。

靴屋さんには、たくさんの靴が並んでいるのにどうしてでしょう?

 

 

足に合う靴が見つからない理由は沢山あります。

・自分の足の大きさを正確に知らない。

・自分の足の曲がる位置を知らない。

・靴の構造のチェックポイントを知らない。

・靴のサイズやワイズの展開が少ない。

などなど・・・

一つずつみていきましょう。

 

・自分の足の大きさを正確に知らない。

例えば、靴にEEEと表示されているのを見たことはありますか?

Eの数が多いほど幅広の靴ということは、なんとなく分かっている方も多いと思います

では、AやBという表示を見たことはありますか?

 

出所:http://fha.gr.jp/ashi/size#

 

23.5㎝の同じサイズの靴を比べると

足囲(ワイズ)EEEは、24.3㎝

足囲(ワイズ)Aは、20.7㎝

ワイズは、親指の付け根と小指の付け根を通る周りの長さです。

 

出所:https://shoeschoolitaly.com/measure/

 

ワイズEEEとAでは、3.6㎝も違うのです

足のワイズAの人がワイズEEEの靴を履くと合わないことが、よく分かると思います。

6段階、大きさを間違っているのですから!

足に合う靴を探す第一歩は、自分の足の大きさを知ることです。

 

・自分の足の曲がる位置を知らない。

自分の足の曲がる位置と靴が曲がる位置が合っていない靴は、足に合いません。

 

 

足は、ワイズ(足囲)を計測する位置で曲がります。

つま先立ちをすると分かりやすいです。

出所:https://shoeschoolitaly.com/measure/

 

歩くときにこの位置で足が曲がります。

 

 

足の曲がる位置や角度は、個人差があります。

靴の曲がる位置や角度は、その靴の構造やデザインによって異なります。

靴の曲がる位置や角度は、靴の裏を見てチェックします。

親指側と小指側の一番広がった部分を確認します。

 

そして、実際にその部分で曲がるか確認します。

 

足の曲がる位置と靴の曲がる位置が合っていないと、フィット感は得られません。

全体的にぐにゃぐにゃ?

厚底で硬く曲がるところがない?

なども確認します。

これらの靴は、歩くと違和感があり疲れやむくみ、痛みを起こしやすい靴になります。

 

 

足の曲がる位置と靴の曲がる位置が合っているとフィット感のある歩きやすい靴になります。

歩行では、足指が接地した状態でかかとが上がる動き(蹴り返し)が重要です。

 

蹴り返しの動きを妨げない靴を選びましょう。

 

・靴の構造のチェックポイントを知らない。

靴には、足を守る役割があります。

足を守るために大切な部品があります。

その中でもかかとから土踏まずの構造を確認することが大切です。

 

出所:https://ameblo.jp/ono-seikei/entry-12348747525.html

>>>「足に良い靴」

 

・靴のサイズやワイズの展開が少ない。

自分の足のサイズやワイズと靴を知れば知るほど、靴売り場に自分の足に合う靴が売られていないことに気づきます。

・ワイズの表記が無い。

・ワイズ表記されているのは、EE以上ばかり。

・S・M・Lで表記されている場合も多々あります。

 

日本の靴のサイズは、JIS(日本工業規格)によって144サイズに決められています。

出所:http://fha.gr.jp/ashi/size#

 

しかし、すべてのサイズが平等に作られていません。

JIS規格には144サイズの標準規格がありますが、このうち14サイズで日本人の焼く50%、25サイズで約70%をカバーできるといわれています。

経営サイドから考えると、約70%をカバーできれば十分利益が上がります。そうなると144サイズ製造する必要は、はっきり言ってありません。

出所:西村泰紀著「その靴、痛くないですか?」より引用

 

 

 

2008年のJLIA調査を基に作成された「女性の靴サイズ分布」グラフです。

D~EEEが78%を占めています。

ワイズC以下の方が、一般的な靴売り場で足に合う靴を見つけることは至難の業です。

コアサイズから外れた人のために靴をつくるメーカーさんは、少ないのです。

しかし、最近は、セミオーダーで靴をつくれるメーカーさんも増えてきました。

足の計測でワイズC以下と算出された方は、セミオーダーでつくることを考えた方がよいでしょう。

>>>「足に合う靴の探し方」

>>>「オーダーシューズの試着に行ってきました。」

 

「足の計測と靴の選び方アドバイス」では、靴が合わない原因、足が痛くなる原因、靴の選び方をみっちり解説いたします。

 

【こんなことが分かります】

●正しい靴の選び方

●足が痛くなる理由

●お気に入りの靴が合わない理由

●よい靴の見分け方

 

【このような方におすすめします】

●靴屋さんで足に合う靴が見つけられない方

●購入時は痛くなかったのに、実際に履いて歩くと痛くて困っている方

●タコや魚の目、ヒビ割れ踵などの足の角質トラブルにお悩みの方

●巻き爪や肥厚爪など爪の変形にお悩みの方

外反母趾や内反小趾、ハンマートゥなど足の変形が気になる方

●持っている靴が足に合っているか、合っていないのか判断できない方

●次こそは、靴選びを失敗したくない方

 

いつまでも元気に歩いて過ごすために、足や靴でお困りの方、お待ちしています。