【足に良い靴の選び方】幅の広い靴は足に優しい?
外反母趾のお客様でつま先の細いヒール靴を履いて来られるお客様はほとんどいません。
幅広の靴が外反母趾に優しいと思って、幅広の靴を履かれている方がほとんどです。
しかし本当は、幅広の靴を履くことは、逆効果。
足の変形や痛みを予防できるどころか、進行させていしまいます。
人間の足は、二本足で歩くためにアーチ構造になっています。
アーチ構造は、片足で28個ある足の骨が靭帯や筋肉で支えられてできる足の骨格構造です。
出所:https://blog.inner-fact.co.jp/5finger-socks
しかし、筋肉は使わないでいると弱ります。
すると、骨格を支えられずアーチ構造は崩れてしまいます。
靴には、このアーチ構造をサポートする役割があります。
自分の足幅よりも広すぎる靴を履いていると、押さえがきかずどんどん足幅が広がってしまいます。
靴の有名ブランドの創始者であるサルバトーレ・フェラガモ氏は、自伝『夢の靴職人』の中で
靴のフィッティングについて「より幅の狭いものを履くことを習慣にすることだ。」
「つま先がきつくない限り、できるだけ幅の狭い靴をはこう。」と促しています。
足のトラブル予防のためには、自分の足の大きさ(サイズとワイズ)を理解することが大切です。