生涯歩くために欠かせない「足の3つのアーチ」

 

看護師経験を通して感じることは

「自分のタイミングで行きたい場所に行けるか行けないかは、生きがいに直結する」ということです。

これが叶わなくなると、笑顔がなくなり目標や希望が見つけられなくなる・・・

そのような多くの患者様に関わらせて頂きました。

「いつまでも元気に歩きたい!」と誰もが願っています。

その願いを叶えるために維持したい足の構造について書きます。

 

生涯歩くために欠かせない「足の3つのアーチ」

自分の足をじっくり見ることはありますか?

毎日じっくり見るという方は、少ないと思います。

しかし、人間の足には、進化する過程で獲得した素晴らしい構造が備わっています。

 

人間の足に備わった素晴らしい構造とは、「3つのアーチ構造」です。

「内側縦アーチ」「外側縦アーチ」「横アーチ」といいます。

内側縦アーチは、通称、「土踏まず」と呼ばれ、その名の通り、地面につかない(土を踏まない)場所として知られています。

 

足のアーチ構造は、人間にしかありません。

この3つのアーチ構造の役割は、人間が2本の足で立って歩く上で極めて重要です。

3つのアーチ構造のどれ一つ欠けてもうまく立ったり、歩いたり、走ったりすることはできません。

 

まず、3つのアーチがドームを構成することで

・クッションとなり足の裏の筋肉や血管が潰れません。

そして、歩くことでドームが伸縮し

・下半身の循環を促進するポンプとしての働きや、前進するための推進力を生む効果があります。

さらに、アーチ構造は、多くの建築物で使われるように

・重力を分散し強度を保つ効果があります。

そして、3つのアーチを3点で支えるという

・三脚構造は、不整な地面に対しても安定して立てる構造なのです。

 

足の裏の面積は、わずか2%。

この小さな面積で、安定して全体重を支え、効率的に歩けるのは足のアーチ構造があるおかげなのです。

>>>(参考記事「アーチ形に進化した人間の足、新たな秘密を解明」)

 

・靴の選び方の問題

・靴の履き方の問題

・靴下の問題

・アスファルト等の硬い地面の問題

・外遊びの減少

・自動車、鉄道の普及

本来、3つのアーチ構造は、ハイハイから初めて立った時から小学校の高学年のころにしっかりと形成されます。

しかし、現代人は、上記のような理由で3つのアーチ構造が形成されていない方が増えています。

 

 

 

足の3つのアーチ構造がなくなったらどうなるのでしょうか?

アーチ構造が崩れた足は、グラグラ不安定になり、着地の際、地面からの衝撃をダイレクトに受けます。

その衝撃を足首や膝、腰や肩、首で吸収することになり、年齢を重ねるほど、その負担が痛みなどの症状として現れます。

血液循環が乏しく、推進力がない歩行は、少し歩くだけでとても疲れたりむくんだりします。

身体全体の土台である足のアーチの崩れの影響は、足だけでなく全身の不調を引き起こします。

 

タコやウオノメ、巻き爪、足の幅が広がって靴が合わない、外反母趾、足の疲れやむくみや冷えなども、すべて足のアーチ構造の崩れと関連しています。

残念ながら、一度崩れてしまったアーチを完全に復活させることは困難です。

だから、自分の足に合う靴を正しく履くことでアーチ構造を再現することが大切なのです。

人生100年時代、ストレスのない歩行は生活の質を必ず高めてくれます。

足のアーチ構造をしっかりとケアしてストレスのない足と身体を維持しましょう!

「足の計測と靴の選び方アドバイス」では、生涯歩くために欠かせない「足の3つのアーチ」を守る方法をお伝えしています。