「浮指(うきゆび)」をケアして、もっと快適な毎日に
浮指(うきゆび)とは
最近、テレビや本で「足」についてよく取り上げられています。
「足」の特集でよく出てくる足の問題が「浮指(うきゆび)」。
10万人以上の日本人の足形を調査した阿久根英昭先生によると、男性の6割、女性の8割に浮指があるそうです。
「浮指」とは、簡単に説明すると「足の指が浮いて地面に接していない状態」です。
サロンにいらっしゃるお客様もフットプリントをとると、ほとんどの方に浮指があります。
足の指が写っていないのが分かります。
浮指があっても、痛みなどの自覚症状はありません。
それではどうして浮指が、問題になるのでしょうか?
浮指で困ること
足の指が地面に着いていなければ体重を支える面積が減少します。
例えば、「逆立ち」をイメージしてみてください。
地面に手の指をしっかり広げてバランスをとりますよね。
指を使わず手の平だけでバランスをとるのは、とても難しいことがイメージできます。
足の指も同じで、足の指には地面をしっかりとらえてバランスをとる大切な役割があります。
「浮指」は、足だけの問題ではありません。
浮指だと重心が偏ります。
例えば、かかとに偏った場合、後ろに倒れそうになるため、膝を曲げたり、猫背になったり、首を前傾させたりしてバランスをとろうとします。
出所:http://k-rokkakudo.com/より改変引用
無意識のうちに常にバランスをとろうとするため、足以外のいろいろな場所に負担がかかります。
あなたの膝や腰の痛み、肩こりや頭痛も、もしかすると原因は「足」にあるかもしれません。
噛み合わせにも影響します。
私自身の話しですが、歯並びがすごく悪くて、小学生の頃に歯列矯正を受けました。
その頃は、足もとの環境が歯並びに影響するとは知らず、浮指は放置。
歯列矯正で一度は整った歯並びも、徐々に戻ってしまいました(涙)
何事も根本が放置されたままでは、再発は必発ですね。
あなたの足の指は、しっかり接地していますか?
足の指が浮いていても痛くもないし、歩けます。
これが「浮指」の困ったところ。
気づけないのです。
浮指の簡単チェック法はこちら
浮指の原因は?
浮指は、正しく歩けていないことが原因で起こります。
サイズの合わない靴を履いて歩くことが、歩き方のクセの大きな原因になります。
・大きすぎる靴→靴が脱げないように無意識のうちに足の指が力みます。
・小さすぎる靴→小さなスペースに足の指が押し込められて固まってしまいます。
歩行では、足の指が伸びた状態で地面に接地し、かかとが上がる動きが大切です。
靴がこの動きを邪魔しないように足に合った靴を履いて歩きましょう。
この動きを意識して、1日20~30分の散歩がおすすめです。
「足の計測と靴の選び方アドバイス」では、足と靴と身体のしくみをお伝えしています。
浮指もチェックします。
気になる方はぜひお越しください。
もちろん解決方法もアドバイスいたします!